2017年2月8日水曜日

Thee Michelle Gun Elephant:Chicken Zombies

最近このアルバムをよく聴いていました。


 前から持っていたのですが、どういうわけか聴いていなくて、聴いたらハマった、という、よくあるパターンです。

 さて、ミッシェル・ガン・エレファントというと、世間的には、次作のGear Bluesが最高傑作という位置づけかと思うのですが、ぼくはそれに負けず劣らず、この作品が好きです。まず、チバのヴォーカルが好き。あのビブラートというかこぶしというか、その効き方がいいです。あと、ガナリ具合も、ちょうどいい。例えばロシアン・ハスキーの、「ハスキー」と歌うところとか。あのぶれ方がいいんです。
 それからギターの音が好き。ザラザラヒリヒリしたあの鋭い音、たまりませんね。
アベのギタープレイの代名詞とも言えるカッティングも冴えわたっています。

 アルバムはロシアン・ハスキーから始まり、ハイ!チャイナ!へ。
 ロシアン・ハスキーは、ギター、ベース、ドラムのごっちゃ煮の演奏から一転、ギターが軽快なリズムを刻み出します。これにはノッてしまいますね。
 ハイ!チャイナ!では、間奏でベースがソロでリフを弾いたあと、各パートにハーブを加えて演奏がユニゾンとなるところ、最高。
 3曲目マングース、これは細かいギターカッティングに耳を奪われます。けっこう好き放題弾いてるのではないでしょうか。ぼくはベースが好きなんですが、イントロや間奏でブ~ンブ~ンとうなるダイナミックなベースプレイも好きです。

 そして、4曲目にいよいよ登場するのは、彼らの代表曲のひとつ、名曲ゲット・アップ・ルーシーです。


 ライブでは早いですね。遅い方が好きですが、遅いありきのライブで早い、ですので、そこはノープロブレムでしょう。
 さて、ロック社会でルーシーというと、ビートルズのLucy in the Sky with Diamondsのルーシーと相場が決まっています。Lucy with Sky with Diamondsは、単語の頭文字がLSDというドラッグになるということで話題を呼んだサイケデリックな曲で、当時ビートルズはドラッグの影響下にいた、という話もございます。
 ミッシェル・ガン・エレファントは、こう歌います。

ねえルーシー/教えてよ/空で花を見たか
黙りこむ/黙りこむ
ゲット・アップ・ルーシー

ダイアモンドと空にいるルーシーに対して、ずいぶん厳しい態度ですね。この厳しい?態度、なんでしょうね。そこまでは考えませんでしたけど。
 演奏面においては、このアルバムのアベ氏のカッティングは、なんだかんだで、この曲のリフに集約されるような気がします。カッティングというかリフ、というかんじがしますが、いいリフですよね。
 細かい話になりますが、個人的には、2回目の間奏の後、ドラムがハイハットを一発かましてから太鼓を叩くんですが、その一発が、クールだと思います。

 ゲット・アップ・ルーシーの話が長くなりましたが、続いてもシングルリリースされた曲、バードメン。キャッチ―です。スピーディです。シングルです。
 ぼくは、ベースがこの曲のグルーヴに大きな役割を果たしていると思っています。ルートを弾いていると思われますが、細かく音を変えてきてないですか。そんなに耳がよくないので実際はわかりませんが、同じ音を刻むのではなく、少しところどころ変えてることで、いいノリが出ている、そう思っています。

 ここまで怒涛の展開で進んできましたが、次はブギーという曲です。この曲、オアシスあたりがやっていてもおかしくなさそうです。曲展開や8分という尺、また全編を覆うかんじのギター。UKっぽいと思うなー。おそらく本人たちはそうは思っていないでしょうけどねー。

 次に短いフレーズの1曲とインストを挟みます。インストのCOW5、ぼくが連想するのは西部劇です。
 その後の後半は、カルチャーとサニー・サイド・リバーで疾走感全開です。カルチャーはシングルですかね。アルバム聴く前にも聴いたことがありました。サニー・サイド・リバーもシングルでもよさそうないい曲ですね。サニー・サイド・リバーはメロディがいいです。それからブロンズ・マスターを挟み、ロマンチックの終わりでは、楽器バトルのようなジャムセッションを繰り広げて、1枚が終わります。ブロンズ・マスターでは、「空が近い」というフレーズが印象的です。

 この文章、後半やや急ぎましたが、ぼくとしては、アルバムを聴いていてもそんなかんじです。前半に特に集中するかんじです。それぐらい前半の展開は素晴らしいです。もちろん後半もいいんですよ。それは間違いない。ただ、前半に気合を入れすぎてしまっているのかもしれません。
 あとは、こうして文章を書いてみると、全然終わらなかった、というのもあるのかもしれないケド。
 そこで思うのは、アナログ盤でA面とB面で聴くのが一番いいのかもしれませんね。ミッシェル・ガン・エレファントは、アナログ盤への意識が高かったようですし、アルバム制作でも念頭に置いていることでしょう。
 アルバムジャケットは、アナログ盤ではフーのパロディ、CDではブルー・チアーのパロディです。

 ギヤ・ブルースも書こうかなー。

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